こんにちは、双子ママのなこです。
妊娠7週に分かった二卵性双子の妊娠。
双子の産院選び(転院)のポイントなど、双子の心拍確認後にするべきこと6つをまとめました。
①妊娠届を提出、母子手帳を2冊受け取る
双子の心拍が確認できると、住民票のある自治体の役所または保健福祉センターで妊娠届を提出でき、母子手帳を2冊受け取れます。
母子手帳(母子健康手帳)とは
妊娠の経過、出産の様子、小学校入学前までの子供の健康状態や発達、予防接種などの記録を管理するために使われます。
手続きに必要なものは、自治体によって異なります。
つわりで外出困難な方は、郵送で申請受付を行なっているかをご確認下さい。
私の場合、妊娠届出書・本人確認書類・マイナンバーカードを、自治体の保険福祉センターで提出しました。
母子手帳を2冊受け取り、本当に2人妊娠しているんだ……と実感!
自治体で運営している双子のコミュニティやセミナーの案内もしていただきました。
②妊婦健康診査費助成券を受け取る
住民票のある自治体の役所または保健福祉センターで、母子手帳と一緒に、妊婦健康診査費助成券を受け取れます。
妊婦健康診査費助成券とは
自治体からの助成金で妊婦健診を受けられる補助券のことです。
助成金額や回数は自治体によって異なりますが、合計10万円前後の14回分が多いです。
双子などの多胎妊娠の場合は、追加でもらえる自治体もあります。
1回の妊婦健診につき1回分を使用できます。
医療機関の窓口に提出することで、妊婦健診の費用から助成金額が差し引かれます。
1回分の助成金額は、5,000円〜20,000円程度です。
- 助成券は14回分で足りる?
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足りなくなる方もいます。
双子は妊娠初期から通院回数が2週間に1回と多く、足りなくなる方は多いそうです。
私は2〜3週間に1回通院し、12回分を使用しました。妊娠35週に公的医療保険適用の管理入院になってからは使用できなくなりました。
- 助成金額の上限を超えた場合はどうなる?
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自己負担となります。
どの金額の助成券を使用するかは、医療機関の指示に従います。
妊娠初期の血液検査など、検査項目によっては上限を超過し、合計28,881円を実費で支払いました。
基本的な妊婦健診(超音波検査・尿検査・血圧測定・体重測定)では、6,000円の助成券で賄えることがほとんどでした。
- 心拍確認前の診察にも使える?
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使用できません。全額自己負担です。
心拍確認当日の診察からは助成券が使用できます。
心拍確認当日は助成券を受け取る前だったので、一旦は実費で支払いました。その後、保険福祉センターで領収書を提出・銀行口座の振込申請を行いました。
- 助成券交付後に引っ越した場合はどうなる?
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転入先の助成内容に振り返るのが一般的です。
転入先の役所で転居手続き完了後、転入先の役所または保険福祉センターにて新たに助成券交付の申請を行います。
交付枚数は自治体によって異なります。私が転入した自治体の場合、転入時の妊娠週数に応じて交付枚数が変わりました。当時は妊娠初期だったので、最大枚数である14枚が交付されました。
③出産・子育て応援交付金を申請する
妊娠届後に、出産応援交付金5万円が受け取れます。
出産・子育て応援交付金とは
世帯年収に関係なく、これから赤ちゃんが生まれるすべての家庭に応援金が給付される制度です。
妊娠届出をした妊婦1人につき5万円、胎児1人につき5万円が支給されます。
「出産応援交付金」は産前、「子育て応援交付金」は産後に申請が可能です。
「子育て応援交付金」は胎児1人につき5万円が支給されるので、双子の場合は10万円が受け取れます。
まずは「出産応援交付金」の申請を行なって下さい。申請方法については、自治体によって異なります。
私の場合、妊娠届出時に保健師と面談・アンケート回答を行い、申請完了となりました。
④通院・出産する医療機関を決める
双子出産はハイリスクのため、万が一のトラブルにも対応できる「大学病院」「総合病院」「周産期母子医療センター」など、高度な医療が受けられるNICU(新生児集中治療室)のある医療機関での通院・出産となります。
大学病院とは
医師の教育や最新医療の研究などの役割も担っている医療機関です。診療については、先端医療を提供できることが特徴です。
周産期母子医療センターとは
NICU(新生児集中治療室)MFICU(母体・胎児集中治療室)を備えた医療機関のことです。高度な新生児医療を担っています。
NICUとは
新生児集中治療室のことです。早く生まれた赤ちゃん、小さく生まれた赤ちゃん、呼吸の助けが必要な赤ちゃん、心臓などに病気がある赤ちゃんが治療を受けたり、大きく育つためのお部屋です。
個人病院から周産期母子医療センターへ転院
双子の心拍は個人病院で確認しましたが、ここの設備では今後対応出来ないと言われました。
3つの医療機関を紹介いただき、通いやすさや雰囲気も確認するため現地まで視察に行きました。里帰り出産も視野に入れて悩んだ結果、転院先は自宅から最も近い「周産期母子医療センター」を選んで本当に良かったです。
周産期母子医療センターは、NICU・GCU・MFICUがあり、24時間体制で高度な治療やお世話をしてくれます。
GCUとは
新生児回復室のことです。NICUで治療を受け、状態が安定してきた赤ちゃんが、引き続きケアを受けるお部屋です。
MFICUとは
母体・胎児集中治療室のことです。 お母さんやお腹の中の赤ちゃんに治療が必要な場合や、注意深く見ていく必要がある場合に入院する個室病棟です。
妊娠35週に双子の長女が胎児発育不全と診断され管理入院になり、産前に「MFICU」の個人病棟での入院、産後に双子の長女は「GCU」への入院を経験しました。
帝王切開の翌日から次女との母子同室が始まりました。夜間もなるべく一緒に過ごして早く育児に慣れようというスタイルの病院でメンタルが不安定になり、いたせり尽せりの個人病院が羨ましく思えるときもありました。
しかし、周産期母子医療センターの医療スタッフの皆さんのお陰で、無事に双子と一緒に退院することができ、今では本当に感謝しかありません。
双子の産院選び(転院)のポイント
以下4点を踏まえて選びました。
双子の産院選び(転院)のポイント
- NICU(新生児集中治療室)はあるか
- 里帰り出産はするのか
- 自宅から通院しやすいか
- 入院中過ごしやすい環境か
(1)NICU(新生児集中治療室)はあるか
双子の正規産は36〜37週と言われています。
しかし、それより早く小さく生まれる可能性が高く、万が一の際に高度な医療を受けられる設備や環境でなければなりません。
母子ともにハイリスクの双子出産。安心を選びたいです。
(2)里帰り出産はするのか
双子育児はどうしても人手が必要になるため、協力してくれる家族がいる場合は、家族の事情を考慮した上で、どこで出産するのか決めたいです。
里帰り出産をする場合は、「里帰りまで通院する医療機関」と「出産する医療機関」2つの医療機関を決めておく必要があります。
もし赤ちゃんが長期で入院することになった場合の通院など、あらゆるケースを想定しておくと良いです。
里帰り出産にした場合、激務の夫が私の実家まで通うことが難しかったため、しばらく両親に手伝いに来てもらう形になりました。
(3)自宅から通院しやすいか
体調が優れない中での頻繁な通院は非常に困難を極めるため、なるべく自宅から近い医療機関が安心です。
双子は通院回数が多く、妊娠初期からいきなり2週間に1回の通院となります。
標準的な妊婦健診のスケジュール
~24週 4週間に1回(双子は2週間に1回)
24~35週 2週間に1回
36週~ 1週間に1回
40週〜 1週間に2回
何か問題が発生した際、1人でタクシーでも向かえる立地の医療機関が安心です。事前に陣痛タクシーを登録しておくと良いです。
妊娠初期と中期はつわりが酷く、後期は体が重いので、終始通院が本当に大変でした。
入院中の面会のことも考えると、近いに越したことはありませんでした。
(4)入院中過ごしやすい環境か
双子は長期の管理入院になる可能性が高いため、少しでも快適に過ごせる環境選びも大切です。
医療機関のホームページを見て、大部屋や個室の清潔さ、個別にエアコンはあるか、Wi-Fi環境が整っているか、コンビニの有無など事前に確認しました。
長期の管理入院は、Wi-Fiのお陰で快適に過ごせました。
⑤産後のサポート体制を整える
多胎児の場合、子供×2倍=大人の協力が必要で、双子は大人4人が理想と言われています。
出産の痛みが続く中、お母さんは2人分の授乳や搾乳などの育児で手一杯になるので、料理や洗濯などの家事全般をしてくれる人が必要です。
妊娠初期から、自治体の保健師・医療機関の助産師やソーシャルワーカーとの面談があります。早めに産後の相談しておくことで、自治体の支援制度などを紹介してもらえます。
双子育児は大変大変と各所で脅されてきましたが、やはり大変でした。大人は何人いても助かります。
⑥体調が不安なワーママは上司に報告する
妊娠初期からつわりが始まっている方、体調に不安のある方は、勤務先の上司へ報告しておくと安心です。
安定期まで言いにくい風潮はあるものの、母子ともにデリケートな時期のため、無理だけは禁物。
母健連絡カードを勤務先に提出することで、在宅勤務または休職することも可能です。
母健連絡カード(母性健康管理指導事項連絡カード)とは
働く妊婦が医師から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その指導内容を事業主に的確に伝えるために利用します。
有効期間は1週間〜4週間までです。
診断書に代わる正式な証明書として扱われるため、母健連絡カードが提出された勤務先は、記載されている指示内容に応じた措置を必ず講じなければなりません。
早めに相談することで、勤務先側としても、今後産休に入るにあたり人員の補充を余裕を持って検討できるはずです。
妊娠7週からつわりが始まりました。上司に相談して仕事量を調整していただき、在宅勤務に切り替えました。
安定期に入る頃、私の上司にも報告し、育児休業の手筈を整えてもらいました。
早めに報告したことで、仕事の引き継ぎがスムーズにできて良かったです。
まとめ
双子の心拍が確認できたらすること6つ
- 妊娠届を提出、母子手帳を2冊受け取る
- 妊婦健康診査費助成券を受け取る
- 出産・子育て応援交付金を申請する
- 通院・出産する医療機関を決める
- 産後のサポート体制を整える
- 体調が不安なワーママは上司に報告する
双子の心拍確認後は、ハイリスクの妊娠・出産に対応するための産院選び(転院)や、産後のサポート体制を早めに整えておく必要があります。
双子の産院選び(転院)のポイント
- NICU(新生児集中治療室)はあるか
- 里帰り出産はするのか
- 自宅から通院しやすいか
- 入院中過ごしやすい環境か
双子の産院は、万が一のトラブルにも対応できる「大学病院」「総合病院」「周産期母子医療センター」など、高度な医療が受けられるNICU(新生児集中治療室)のある医療機関での通院・出産となります。
双子妊娠や育児は、周囲のサポートが必要不可欠です。夫はもちろん、両親や親戚の協力、保健師や助産師への相談、自治体の制度など、活用できるものはフルに使いましょう。
自治体によりますが、双子のコミュニティやセミナー、双子用品の支援金制度、産後ケア、地域住民のベビーシッターなど、思っていたよりもサポートが充実していることに驚きました。
産後は慌ただしく、情報収集をする時間と気力が無くなりがちです。気持ちに余裕がある産前の段階で、積極的に情報収集をしておくと安心です。
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